ラカイン族について

 

国を持たない少数民族仏教徒
かつてバングラデッシュとビルマの国境にまたがるアラカン王国という国がありました。首都は、現在のバングラデッシュのコックス・バザール。

そして国民は、仏教の信仰の篤いラカイン族です。
アラカン王国の独立は、欧米の植民地支配が終わりを告げた大戦後でも、かないませんでした。ビルマと東パキスタン(現バングラデッシュ)が独立したとき、彼らは、住んでいる地域によって、ビルマ国籍とバングラデッシュ国籍という風に分断されてしまったのです。そして彼らは、国を持たない民族となりました。

 

 

迫害の歴史
イスラム教を国教とするバングラデッシュにとって、これまで少数民族仏教徒は、迫害の対象でした。
なぜなら、国家財政の三分の二を海外からの援助、特に同じイスラム教国である中東のアラブ諸国に頼っているバングラデッシュにとって、仏教徒は存在しないことになっているようなものだからです。
だから多くの子供が教育の機会も奪われ、就職もなかなかできないといった状態です。ラカインの人々が、ベンガル社会の中で、権利を主張することは、容易なことではありません。

しかしラカインの子供たちにも夢や希望があります。

もし彼らが、良い教育を受けたら・・・。

そして、バングラデッシュの社会において、ある程度の地位を占めていくことができたら、ラカインの人々の未来もまた開けてくるはずです。

 

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